

川遊びもええけど、気をつけやー。
日本の川の特徴は「短くて急」や。

リュウジー!!
短くて急??

世界の河川に比べて日本の川は短くて急なんや。


うあ。
ぜんぜん傾きが違う…。



お願いしーらかんす。

1.沖積平野

河川がつくる地形は、前回のプレートの話で出てきた内的営力と外的営力でいうと外的営力にあたる。


河川がつくる地形は、大きく3つの働きによる。
侵食、運搬、堆積や。
侵食は河川が川底などを削ること、運搬は土砂などを運ぶこと、堆積はその土砂がたまることや。


山が削られてできた土砂は河川によって運ばれ平らな土地に堆積して沖積平野ができる。

ちゅうせきへいや〜?

沖積平野は、完新世(約1万2千年前から現在)の地層が堆積し、現在も作成中の平地のことで山から海に流れ着くまでの順で言うと、谷底平野→扇状地→氾濫原→三角州の順になる。


わわ…いっぱい出てきた…。

それぞれの項目について今から説明していくわ。
ちなみに今回は「平野」と区別するために平らな土地のことを「平地」と呼んどる。

2.河川がつくる上流の地形
V字谷

上流では急流によって川底が侵食されV字谷ができる。
上流は河川の3つの作用で言うと侵食が強い。


水量が豊富やとV字谷にダムが建設され水力発電ができる。
谷底平野

V字谷に土砂が堆積すると谷底平野ができる。

河岸段丘

谷底平野や氾濫原などで侵食と隆起が繰り返されると、河川沿いに階段上の地形ができる。
これを河岸段丘っちゅう。


へ〜。
階段状ねー…。
階段になるにはすごい時間かかるんだろうな。

せやな。1年2年の話やない。
ちなみに河岸段丘といえば群馬県沼田市の片品川っちゅうくらい、河岸段丘の代名詞的なとこや。
教科書の参考例写真に出てくるし、共通テスト(センター試験)にも出た。
3.河川がつくる中流の地形
扇状地

山地から平地に出るときに扇状地がつくられる。

せんじょうち〜?

扇状地とは、山地から川によって運ばれてきた土砂が山のふもとで堆積してできた扇状の地形のことや。
山が終わるとこ(平地との境目)で傾斜が変わることによってできるんや。
そういったとこは土砂が溜まりやすいんや。



扇状地は上流から扇頂→扇央→扇端の順になる。


扇央は、土壌が石や大きめの砂のため水はけが良く、よく果樹園に利用されとる。扇状地は、

とセットで試験によう出るから覚えときー。

地図記号……

ほんで扇状地に流れ込む川やけど、さっきゆうたように扇央は水捌けがええため川が地下を流れ表面には流れない水無川になり、扇端で湧き出るケースが多い。
扇端では水が得やすいため、集落や田んぼが作られる。


水がないのに川なんだ…。
不思議な感じ…。

まあ、大雨の時はそこに川ができたりすんのや。
天井川

基本、人間は洪水が嫌やから川に人工の堤防を作る。
土砂がいっぱい運搬される河川やと川底に土砂がたまり、水面が上昇する。
洪水が嫌やから、さらに高い堤防を作ると周囲より高いとこを流れる川が完成してまう。
それが天井川や。


わわわ……
洪水を防ごうと思ったら負の連鎖…。
4.河川がつくる下流の地形
氾濫原

下流に行くと傾斜が緩やかになり、砂や泥が主に運搬され、洪水時にあふれて平坦に堆積する。
それが氾濫原や。

自然堤防と後背湿地

河川の両岸は土砂が堆積しやすいため、ちょっと小高い土地ができるそれが自然堤防や。
文字通り自然にできた堤防や。

そのまんま……


で、自然堤防の背後には洪水時に泥などが堆積した平地が広がる。
それが後背湿地や。
泥は水捌けが悪く、じめっとしとるから、自然堤防の背後にある湿地っちゅうことで後背湿地や。

そのまんま……


自然堤防は小高いから洪水を避けるため集落ができがちで、後背湿地は水田に向いとる。


洪水が多いのは嫌だねー…。

まあ一般的にはそうやけど、洪水することによって後背湿地に肥沃な土壌が運ばれるから稲が育ちやすいっちゅう面もあるんやでー。
三日月湖

洪水を繰り返す川は、度々流路が変わり、前の河道が取り残されることがある。
それが三日月湖や。


三日月形の湖だから三日月湖…。
そのまんま…。
三角州(デルタ)

三角州(デルタ)とは、川によって運ばれてきた細かい土砂が平地と海(湖)との境目の河口付近に堆積してできた地形のことや。



三角州は、河川からの土砂供給量や沿岸流の強さから形が違ってくる。
有名なんは3種類で
・鳥趾状三角州
・円弧状三角州
・カスプ状三角州
がある。


わわ……聞き慣れない言葉が…。

三角州のでき方は土砂が堆積するっちゅう点で扇状地と似とる。
場所の違いがポイントや。
扇状地:山地→平地
三角州:平地→海(湖)


なーるほどー。

水が得やすくて、土壌が細かい砂や泥で地下に染み込みづらく、三角州は水田に向いとる。


今回の解説はここまでや。
しっかり復習するように〜。
最後に今回のまとめと理解度チェックテストや。
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5.今回のまとめ
- 日本の川の特徴は「短くて急」
- 河川の作用である侵食、運搬、堆積が地形づくりに影響を与える
- 山が削られてできた土砂は河川によって運ばれ平らな土地に堆積して沖積平野ができる
- 上流では急流によって川底が侵食されV字谷ができる
- V字谷に土砂が堆積すると谷底平野ができる
- 谷底平野や氾濫原などで侵食と隆起が繰り返されると、河川沿いに階段上の地形である河岸段丘ができる
- 扇状地とは、山地から川によって運ばれてきた土砂が山のふもとで堆積してできた扇状の地形のこと
- 扇央は、土壌が石や大きめの砂のため水はけが良く、よく果樹園に利用されている
- 扇央は水捌けがよいため川が地下を流れ表面には流れない水無川になり、扇端で湧き出るケースが多い
- 堤防作りと堆積が繰り返され、周囲より高いところを流れる天井川ができてしまう
- 下流に行くと傾斜が緩やかになり、砂や泥が主に運搬され、洪水時にあふれて平坦に堆積し氾濫原ができる
- 河川の両岸は土砂が堆積しやすいため、ちょっと小高い土地の自然堤防ができる
- 自然堤防の背後には洪水時に泥などが堆積した平地を後背湿地という
- 洪水を繰り返す川は、度々流路が変わり、前の河道が取り残され、三日月湖ができる
- 三角州とは、川によって運ばれてきた細かい土砂が平地と海(湖)との境目の河口付近に堆積してできた地形のこと


まとめを踏まえて理解度チェックテストに挑戦や!!
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6.理解度チェックテスト
1.以下の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。ただし同じ数字には同じ語句が入る。
山が削られてできた土砂は河川によって運ばれ平らな土地に堆積して( )平野ができる
上流では急流によって川底が侵食され( 1 )ができる
( 1 )に土砂が堆積すると( 2 )ができる
( 2 )や( 3 )などで侵食と隆起が繰り返されると、河川沿いに階段上の地形である( )ができる
( )とは、山地から川によって運ばれてきた土砂が山のふもとで堆積してできた扇状の地形のこと
扇央は、土壌が石や大きめの砂のため水はけが良く、よく( )に利用されている
扇央は水捌けがよいため川が地下を流れ表面には流れない( )になり、扇端で湧き出るケースが多い
堤防作りと堆積が繰り返され、周囲より高いところを流れる( )ができてしまう
下流に行くと傾斜が緩やかになり、砂や泥が主に運搬され、洪水時にあふれて平坦に堆積し( 3 )ができる
河川の両岸は土砂が堆積しやすいため、ちょっと小高い土地の( 4 )ができる
( 4 )の背後には洪水時に泥などが堆積した平地を( )という
洪水を繰り返す川は、度々流路が変わり、前の河道が取り残され、( )ができる
( )とは、川によって運ばれてきた細かい土砂が平地と海(湖)との境目の河口付近に堆積してできた地形のこと
2.以下の図の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。


1.以下の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。ただし同じ数字には同じ語句が入る。
山が削られてできた土砂は河川によって運ばれ平らな土地に堆積して(沖積)平野ができる
上流では急流によって川底が侵食され(V字谷)ができる
(V字谷)に土砂が堆積すると(谷底平野)ができる
(V字谷)や(氾濫原)などで侵食と隆起が繰り返されると、河川沿いに階段上の地形である(河岸段丘)ができる
(扇状地)とは、山地から川によって運ばれてきた土砂が山のふもとで堆積してできた扇状の地形のこと
扇央は、土壌が石や大きめの砂のため水はけが良く、よく(果樹園)に利用されている
扇央は水捌けがよいため川が地下を流れ表面には流れない(水無川)になり、扇端で湧き出るケースが多い
堤防作りと堆積が繰り返され、周囲より高いところを流れる(天井川)ができてしまう
下流に行くと傾斜が緩やかになり、砂や泥が主に運搬され、洪水時にあふれて平坦に堆積し(氾濫原)ができる
河川の両岸は土砂が堆積しやすいため、ちょっと小高い土地の(自然堤防)ができる
(自然堤防)の背後には洪水時に泥などが堆積した平地を(後背湿地)という
洪水を繰り返す川は、度々流路が変わり、前の河道が取り残され、(三日月湖)ができる
(三角州)とは、川によって運ばれてきた細かい土砂が平地と海(湖)との境目の河口付近に堆積してできた地形のこと
2.以下の図の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。























































