

は、はい…。

区分方法がややこしいから、今日はそこら辺をお前さんにでもわかるよう、わかりやすう解説したるわ。

お願い示す。

1.植生と気候区分

ドイツの気候学者ケッペンは植生に着目して世界の気候を区分した。
植生っちゅうのは、ある地域に生育しとる植物の集まりのことで気温、降水量、日射量などで変化する。


植生は大まかには樹木を主体とした森林、草を主体とした草原、植物がまばらで裸地が主体の荒原の3つに分けられる。


世界には様々な植生があり、低緯度で雨がよう降るとこは常緑広葉樹の密林の熱帯雨林が広がり、短い乾季があるとこは落葉広葉樹が含まれる熱帯季節林が広がる。


低緯度で雨の少ないとこは、大きい木が育たず、低木や草原のサバナが広がる。


中緯度になると照葉樹林や落葉広葉樹林がみられ、雨が少ないと短い草の草原ステップが広がる。
中緯度から高緯度にかけて針葉樹と落葉広葉樹の混交林、さらに高緯度となると針葉樹林のみとなる。


極近くなると木が育たず地衣類や蘚苔類が生えるツンドラとなる。



……。
植生を年平均気温と年間降水量別にまとめると以下の図のようになる。


あとで説明する気候区分と植生の対応図は以下のようになる。
左右にスライドして見比べてみい。


2.ケッペンの気候区分

ケッペンはんは、まず樹木があるかないかで気候を分けた。
樹木がある気候で低緯度の年中暑い熱帯(A)、中緯度で冬でも比較的温暖な温帯(C)、高緯度の寒い亜寒帯(D)や。
樹木がない気候で乾燥が原因の場合は乾燥帯(B)、低温が原因の寒帯(E)や。

ほうほう。
ここまでは中学でも出てきた範囲だな…。

ケッペンはんは、ここからさらに気温や降水量を基準に以下の表の13気候に区分した。
| 略称 | 名称 |
|---|---|
| Af | 熱帯雨林気候 |
| Am | 弱い乾季のある熱帯雨林気候 (熱帯モンスーン気候) |
| Aw | サバナ気候 |
| Cs | 地中海性気候 |
| Cw | 温暖冬季少雨気候 |
| Cfa | 温暖湿潤気候 |
| Cfb | 西岸海洋性気候 |
| Df | 亜寒帯湿潤気候 |
| Dw | 亜寒帯冬季少雨気候 |
| ET | ツンドラ気候 |
| EF | 氷雪気候 |
| BS | ステップ気候 |
| BW | 砂漠気候 |

わわわ、いっぱい出てきた…。

間違えやすいんはET/EF/BW/BSのT,F,W,Sは大文字で、TはTundra、Fは、Frost、Wは砂漠を意味するWüste、SはSteppeから来とる。
で小文字のs,w,f,mは正確な意味は、ちゃうけど覚え方としては
s:summer乾燥、w:winter乾燥、f:雨がfull、m:monsoonや。


世界の気候分布はこんな感じや。


基本的に赤道に近い順にA→B→C→D→Eになってるんだね

せや。
ちなみに日本は北海道を除いて大部分がCfa温暖湿潤気候や。
3.ケッペンの気候区分フローチャート


上のフローチャートに従えば気候区分ができる。

はわわわ〜…
なんのこっちゃ……

まあそうなるわな…。
それぞれの項目について説明したるわ。
植生がない要因が乾燥か寒いか

何回もゆうてるようにケッペンはんは、最初に樹木があるかないかでまず分けた。



ほいで樹木がない理由が降水量が少ないならB乾燥帯、寒さが原因ならE寒帯に分けた。



で、寒帯の中で最暖月の平均気温が10℃未満0℃以上なら ETツンドラ気候、0℃未満ならEF氷雪気候や。


で、一番ややこしいんが乾燥限界で
乾燥限界値をr、年平均気温をt℃、年降水量をRmmとして
・s(夏季乾燥)型 r=20t
・w(冬季乾燥)型 r=20(t+14)
・f(w,s以外)型 r=20(t+7)
でR≧rなら乾燥帯以外。
r>R≧1/2rならBSステップ気候。
R<1/2rならBW砂漠気候や。


はわわわ〜…
なんのこっちゃ……

ここら辺の計算式は複雑やから、まあ雨温図とか見てほぼ雨が降ってなかったらBW砂漠気候、ちょびっとは降ってたらBSステップ気候って感じで、目安としては500〜250mmならステップ気候、250mm未満なら砂漠気候や。
熱帯気候

樹木がある気候の中で最寒月の平均気温が18℃以上やとA熱帯気候や。


熱帯の中で最小雨月降水量が60mm以上ならAf熱帯雨林気候で、Afの次に雨が多ければAm熱帯モンスーン気候で、それより雨が少なければAwサバナ気候や。
AmとAwの詳しい境界は図の通りや。

亜寒帯(冷帯)気候

樹木があり最寒月の平均気温が-3℃未満やとD亜寒帯気候となる。


亜寒帯の中で
夏の最多雨月降水量≧(冬の最小雨月降水量)×10
ならDw亜寒帯冬季少雨気候、そうでないならDf亜寒帯湿潤気候や。

温帯気候

最寒月の平均気温が18℃未満-3℃以上ならC温帯気候や。


で、温帯気候は4つに分かれんやけどまず、夏の降水量が少なければCs地中海性気候で冬の降水量が少なければCw温帯冬季少雨気候や。
Cs,Cwどちらでもなく最暖月の平均気温が22℃以上ならCfa温暖湿潤気候、22℃未満ならCfb西岸海洋性気候や。


はぁ…はぁ…
いっぺんには覚えられない…。

まあ気候は何回も出てくるからちょっとづつ覚えー。
ただ最寒月と最暖月はごっちゃにしやすいから注意やで〜。
今回の講義はここまでや。
しっかり復習するように。
最後に今回のまとめと理解度チェックテストや。
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4.今回のまとめ
- ドイツの気候学者ケッペンは植生に着目して世界の気候を区分した
- 植生は大まかには樹木を主体とした森林、草を主体とした草原、植物がまばらで裸地が主体の荒原の3つに分けられる
- 低緯度で雨がよく降るところは常緑広葉樹の密林の熱帯雨林が広がり、短い乾季があるところは落葉広葉樹が含まれる熱帯季節林が広がる
- 低緯度で雨の少ないところは、大きい木が育たず、低木や草原のサバナが広がる
- 中緯度になると照葉樹林や落葉広葉樹林がみられ、雨が少ないと短い草の草原ステップが広がる
- 中緯度から高緯度にかけて針葉樹と落葉広葉樹の混交林、さらに高緯度となると針葉樹林のみとなる
- 極近くとなると木が育たず地衣類や蘚苔類が生えるツンドラとなる
- 樹木がある気候で低緯度の年中暑い熱帯(A)、中緯度で冬でも比較的温暖な温帯(C)、高緯度の寒い亜寒帯(D)に分けられる
- 樹木がない気候で乾燥が原因の場合は乾燥帯(B)、低温が原因の寒帯(E)に分けられる
- 基本的に赤道に近い順にA→B→C→D→Eになっている
- 日本は北海道を除いて大部分がCfa温暖湿潤気候

まとめを踏まえて理解度チェックテストに挑戦や。
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5.理解度チェックテスト
1.以下の図の空欄( )に当てはまる植生名を答えよ。

2.以下のフローチャート内の空欄( )に当てはまる数字、語句、気候名を答えよ。


1.以下の図の空欄( )に当てはまる植生名を答えよ。

2.以下のフローチャート内の空欄( )に当てはまる数字、語句、気候名を答えよ。
























































