

早速やけど上の気温図を見て、何か気づくことはあるかー?

ん〜。
赤道付近は赤い?

うん、まあせやな。
低緯度ほど気温が高く、高緯度に行くにつれて気温は下がる。
じゃあ、そもそもなんでそうなると思う?

わかんなーい。

一番の要因としては、太陽から受けるエネルギー量の違いや。
低緯度ほど太陽からのエネルギーを多く受けるため気温が高くなる。


なーるへそー。

今日はここら辺も含めてお前さんにでもわかるよう、わかりやすう解説したるわ。

お願いしまへび。

1.気温と降水量の違い

気象は一日や数日の大気の状態を指し、気候は一年単位の平均的な状態を指す。
気候は、気温/降水量/風などの気候要素から成っておる。
その気候要素に影響を与える緯度/標高/海流/海岸からの距離などが気候因子や。


1年のうちの最暖月と最寒月の平均気温の差を年較差っちゅう。
基本、高緯度にいくほど年較差は大きくなる。


ほー。
オーストラリアとかサハラ砂漠とかロシアの東あたりは年輪っぽくなってるところがあるね。

おっ!!エエポイントに気づいたな。
それらの地域は大陸内部にあたり、大陸性気候のとこで年較差が大きくなる。

大陸性気候〜?

陸地は暖まりやすく、冷めやすくて逆に海は暖まりにくく冷めにくいんや。
それによって大陸内部は、夏の気温が高く冬寒い大陸性気候になり、海に近いとこは気温の年較差が比較的小さい海洋性気候になる。


ん〜……
陸地が暖まりやすくて、海が暖まりにくいってのがよくわかんないな〜…。

まあイメージとしては、海には入れるけど真夏の砂浜があっちくて裸足やと歩けやん現象や。


なーるへすー。

この大陸と海との気温差によって季節風(モンスーン)が発生する。
モンスーンは夏と冬で風向きの変わる大規模な風のことで、夏には海側から湿った風が吹きアジア各地に雨をもたらし雨季となる。
一方、冬には大陸側から乾いた風が吹き、雨が降らなくなり乾季となる。



も…モンスーン…。

年較差に対し、1日の最高気温と最低気温の差を日較差っちゅう。
一般的に日較差は年較差とは逆に低緯度ほど大きくなりやすい。

降水量の違い

基本、降水量も赤道に近いほど多くなる傾向や。


アフリカの北、サハラ砂漠のところはやっぱり雨が降らないんだね。

せやな。後で説明する大気の循環が大きく関わっとる。
そのほか降水量には海流も影響する。
海流は低緯度から高緯度に流れる暖流と高緯度から低緯度に流れる寒流がある。


うわわわ……
いっぱい海流の名前が出てきた…。

全部覚えやんでエエけど、ようテストに出やすいんは、暖流の北大西洋海流と寒流のベンゲラ海流やな。
北大西洋海流は温暖なヨーロッパの気候に大きく影響を与えとるし、ベンゲラ海流は寒流のため、上昇気流が起こりにくく乾燥地になりナミブ砂漠を作っとる。

2.大気の大循環

大気があったまると空気が軽くなり上昇気流が生じる。
一方、冷やされると空気は重くなり下降気流になる。下降気流は上から押される形になり高気圧になる。逆に上昇気流のとこは低気圧になる。
地上付近では高圧帯から低圧帯に風が吹く。


んん??
「大気が暖まると軽くなり上昇気流」??
よくわかんない。

…まあ詳しいメカニズムはちょいムズイかもしれんが、気球ってあるやろ?
あれはバーナーでバルーンの中の空気をあっためて飛行しとる。
そのイメージや。


で、太陽のエネルギーを一番受け、あったまりやすいんはどこや?

え?え?え…。

赤道付近や!!

せやから赤道付近は上昇気流(低圧帯)が生じやすい。
中緯度あたりで下降気流(高圧帯)となり、大気が循環する。


赤道付近は熱帯収束帯(赤道低圧帯)、緯度30°付近は亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)、緯度60°付近は亜寒帯低圧帯っちゅう。
それぞれ高圧帯から低圧帯に東風の貿易風、西風の偏西風が吹く。
北極南極は極高圧帯になる。
この一連を大気の大循環っちゅう。


わわわ…漢字ばっか…。

用語を覚えるっちゅうより、どういうメカニズムで循環しとるかっちゅうのが大事や。

ん〜そういう意味で言うと、どうして貿易風は東から吹くのに、偏西風は西から吹くの〜??

おっ!!エエポイントや。
これは地球の自転が影響しとる。
北半球では右向きに力が加わり、高気圧は時計回りに風が吹き出し、低気圧は反時計回りに風が吹き込む。


ほうほう。なるほど。
(どっちが時計回りごっちゃになりそう…)

右手をイメージするとええわ。
親指が上昇/下降気流で包み込む指が風向きや。


南半球やと風向きは逆になるから、高気圧に着目して貿易風/偏西風の風向きをイメージするとこんな感じ↓になる。
ちなみに貿易風や偏西風のような年中ほぼ同じ方向に吹く風を恒常風っちゅう。


なーるへそー。

さっきの年間降水量と照らし合わせると熱帯収束帯では雨が多く、サハラ砂漠など亜熱帯高圧帯では降水量が少ないとこが多い。


#1球体である地球の特徴でも解説したように地球の自転軸は傾いとる。
それによって北半球が夏の時は北に、冬は南に気圧帯が移動し、場所によっては乾季や雨季などの季節変化が見られる。


この大気の大循環が行われることによって地球全体の気温差が小さくなってるんや。
今回の講義はここまでや。
しっかり復習するように。
最後に今回のまとめと理解度チェックテストや。
★第1話 スタサプがあるじゃん!!(広告)



3.今回のまとめ
- 気象は一日や数日の大気の状態を指し、気候は一年単位の平均的な状態を指す
- 気候は、気温/降水量/風などの気候要素から成っている
- 気候要素に影響を与える緯度/標高/海流/海岸からの距離などが気候因子
- 1年のうちの最暖月と最寒月の平均気温の差を年較差という
- 陸地は暖まりやすく、冷めやすくて逆に海は暖まりにくく冷めにくいため大陸内部は、夏の気温が高く冬寒い大陸性気候になり、海に近いところは気温の年較差が比較的小さい海洋性気候になる
- 大陸と海との気温差によって季節風(モンスーン)が発生する
- 年較差に対し、1日の最高気温と最低気温の差を日較差という
- 海流は低緯度から高緯度に流れる暖流と高緯度から低緯度に流れる寒流がある
- 北大西洋海流は温暖なヨーロッパの気候に大きく影響を与える
- ベンゲラ海流は寒流のため、上昇気流が起こりにくく乾燥地になりナミブ砂漠を作る
- 赤道付近は熱帯収束帯(赤道低圧帯)、緯度30°付近は亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)、緯度60°付近は亜寒帯低圧帯という
- 貿易風や偏西風のような年中ほぼ同じ方向に吹く風を恒常風という
- 地球規模の大気の流れを大気の大循環という

まとめを踏まえて理解度チェックテストに挑戦や!!
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4.理解度チェックテスト
1.空欄( )に当てはまる語句を答えよ。
( )は一日や数日の大気の状態を指し、( )は一年単位の平均的な状態を指す
大陸内部は、夏の気温が高く冬寒い( )気候になり、海に近いところは気温の年較差が比較的小さい( )気候になる
( )海流は温暖なヨーロッパの気候に大きく影響を与える
ベンゲラ海流は( )流のため、上昇気流が起こりにくく乾燥地になりナミブ砂漠を作る
2.以下の図の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。ただし同じ数字には同じ語句が入る。

3.以下の図の空欄( )には「暖まりにくく、冷めにくい」か「暖まりやすく、冷めやすい」のどちらかが入る。それぞれどちらか?

4.以下の図の空欄( )には「大きい」か「小さい」のどちらかが入る。どちらか?

5.以下の図の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。ただし同じ数字には同じ語句が入る。


1.空欄( )に当てはまる語句を答えよ。
(気象)は一日や数日の大気の状態を指し、(気候)は一年単位の平均的な状態を指す
大陸内部は、夏の気温が高く冬寒い(大陸性)気候になり、海に近いところは気温の年較差が比較的小さい(海洋性)気候になる
(北大西洋)海流は温暖なヨーロッパの気候に大きく影響を与える
ベンゲラ海流は(寒)流のため、上昇気流が起こりにくく乾燥地になりナミブ砂漠を作る
2.以下の図の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。ただし同じ数字には同じ語句が入る。

3.以下の図の空欄( )には「暖まりにくく、冷めにくい」か「暖まりやすく、冷めやすい」のどちらかが入る。それぞれどちらか?

4.以下の図の空欄( )には「大きい」か「小さい」のどちらかが入る。どちらか?

5.以下の図の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。ただし同じ数字には同じ語句が入る。
























































