

……。


お願いし鱒。

1.リアス海岸

前回の#8河川がつくる地形で出てきたV字谷やけど……

このV字谷が沈降したり海面が上昇したりして海水が侵入してくると複雑な入江が連続するリアス海岸になる。
ちなみに「リアス」はスペイン語で入江を意味する「ria」からきとる。


日本にあるリアス海岸で有名なんは、東北の三陸海岸や三重県の英虞湾や。


リアス海岸は波が穏やかで水深が深いため昔から港として使われとるし養殖に向いとる。
海藻や牡蠣のほか三重県の志摩半島は真珠の養殖が有名や。


リアス海岸は森に近いことが多く、森の栄養が川を伝い海に流れ、海の生物を育んどる。
そんな海の生物に良い影響を与える森を魚付き林っちゅう。
いっぱい魚が獲れるように漁師が植林活動をすることもある。


ただ、リアス海岸は普段は穏やかなんやけど津波が発生すると入り組んだ海岸線のせいで高い波が発生するとこがあるから注意が必要や。


ひぇえ〜。
2.海岸平野、海岸段丘

リアス海岸は海面上昇、土地の沈降が原因やったけど、逆に海面低下、隆起が原因でできるのが海岸平野や。
海岸平野は、海岸沿いの浅い海底が海面の低下や土地の隆起によって地表に現れた平野のことや。


海岸平野としては千葉県の九十九里浜が有名や。


この海面低下、土地の隆起が繰り返されると波で削られた段丘崖と平坦な段丘面の階段状の地形ができるそれが海岸段丘や。


へー。
ん〜でも、そもそもどうして土地が沈降したり隆起したり海水面が上下するの〜??

おっええポイントや。
土地の沈降隆起は内的営力が関わっとる。

プレートが沈み込んだり、火山のマグマの上昇なんかで隆起したり色々や。
海水面は、氷期や間氷期で氷河が溶けたりして変わるケースがある。

へ、へー。

リアス海岸のような海面上昇、沈降が要因の海岸を沈水海岸、一方で海岸平野や海岸段丘のような海面低下、隆起が要因の海岸を離水海岸っちゅう。
水に沈んでいくか水が離れていくかやな。
3.様々な海岸の地形

海岸には岩が浸食されてできた岩石海岸と土砂が堆積してできた砂浜海岸がある。


後者の砂浜海岸には様々な形がある。
波や沿岸流によって帯状に砂が堆積したのを砂州っちゅう。
京都府の天橋立は有名や。
その砂州が内側に湾曲して鳥のくちばしみたいになったのが砂嘴や。


砂州が発達して湾が塞がれるとラグーン(潟湖)ができる。
また砂州が島と繋がるとその砂州は呼び名がトンボロ(陸繋砂州)にクラスチェンジし繋がった島は陸繋島っちゅう。
陸繋島として有名なんは函館や江ノ島や。


わわわ…いっぱい用語が出てきた…。

ただ、こうした砂浜海岸はダム建設などによって土砂供給量が減って海岸侵食が進んどる。
消波ブロックを置いたりしてなんとか対策しとんのが現状や。

4.サンゴ礁がつくる地形(裾礁、堡礁、環礁)

熱帯や亜熱帯のようなあったかい浅い海でサンゴ礁がみられる。


サンゴ礁はサンゴの骨格が長年積み重なってつくられる地形や。
ちなみにサンゴは植物やなくて動物で、クラゲやイソギンチャクの仲間の刺胞動物や。



サンゴ礁は段階によって3種類に分けられる。
裾礁→堡礁→環礁や。

ほーう?

裾礁は、島の海岸を縁取るようにしてできたサンゴ礁や。
堡礁は中央の島が沈降してサンゴ礁との間にラグーン(礁湖)ができた状態や。
環礁は、中央の島が完全に沈降してサンゴ礁だけが環状に残った状態や。


ほうほう。
ん?ラグーン??
ラグーンて砂州のところでも出てきたよね??

おっ!?よく気づいたな。
ラグーンは外海と隔てられた浅い水域のことや。
せやから、砂州で区切られようがサンゴ礁で区切られようがラグーンなんや。
ただ日本語やと漢字が違うから注意が必要や(潟湖、礁湖)。

なーる。

で、こっからが重要な点なんやけど近年、サンゴ礁が世界的に減少しとんのや。
サンゴはあったかいとこに住んどるけど、海水温が上がりすぎる(30℃以上)と体内の褐虫藻がいなくなり白くなってまう、これを白化現象っちゅう。


わわわ…。

海水温が上がる主な原因は地球温暖化やないかといわれちょる。

さらにサンゴ礁が有名なモルディブなどは、きれいな海が多く観光地化しとるが、一方で低地なため海水面上昇による消失の危機にも瀕しとる。
もちろん主な原因は人間のせいや。

んも〜!!!
人間め〜!!!

まあ地理を学んで今、社会が抱える問題について考えてみるとええわ。
今回の講義はここまでや。
しっかり復習するんやでー。
最後に今回のまとめと理解度チェックテストや。
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5.今回のまとめ
- V字谷が沈降したり海面が上昇したりして海水が侵入してくると複雑な入江が連続するリアス海岸になる
- 海の生物に良い影響を与える森を魚付き林という
- 海面低下、隆起が原因でできるのが海岸平野
- 海面低下、土地の隆起が繰り返されると波で削られた段丘崖と平坦な段丘面の階段状の地形ができるそれが海岸段丘
- リアス海岸のような海面上昇、沈降が要因の海岸を沈水海岸、一方で海岸平野や海岸段丘のような海面低下、隆起が要因の海岸を離水海岸という
- 海岸には岩が浸食されてできた岩石海岸と土砂が堆積してできた砂浜海岸がある
- 波や沿岸流によって帯状に砂が堆積したのを砂州という
- 砂州が内側に湾曲して鳥のくちばしみたいになったのを砂嘴という
- 砂州が発達して湾が塞がれるとラグーン(潟湖)ができる
- 砂州が島と繋がるとその砂州は呼び名がトンボロ(陸繋砂州)に変わり、繋がった島は陸繋島という
- 砂浜海岸はダム建設などによって土砂供給量が減って海岸侵食が進んでいる
- 熱帯や亜熱帯のようなあたたかい浅い海でサンゴ礁がみられる
- サンゴ礁は段階によって3種類に分けられる
- 裾礁
- 堡礁
- 環礁
- 裾礁は、島の海岸を縁取るようにしてできたサンゴ礁
- 堡礁は中央の島が沈降してサンゴ礁との間にラグーン(礁湖)ができた状態
- 環礁は、中央の島が完全に沈降してサンゴ礁だけが環状に残った状態
- サンゴは海水温が上がりすぎるなど環境の変化が起こると体内の褐虫藻がいなくなり白くなってしまう、これを白化現象という

まとめを踏まえて理解度チェックテストに挑戦や!!
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6.理解度チェックテスト
1.以下の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。ただし同じ数字には同じ語句が入る。
V字谷が沈降したり海面が上昇したりして海水が侵入してくると複雑な入江が連続する( 1 )海岸になる
海面低下、隆起が原因でできるのが( 2 )平野
海面低下、土地の隆起が繰り返されると波で削られた段丘崖と平坦な段丘面の階段状の地形ができるそれが( 3 )
( 1 )海岸のような海面上昇、沈降が要因の海岸を( )、一方で( 2 )平野や( 3 )のような海面低下、隆起が要因の海岸を( )という
海岸には岩が浸食されてできた( )と土砂が堆積してできた( )がある
波や沿岸流によって帯状に砂が堆積したのを( 4 )という
( 4 )が発達して湾が塞がれると( )(潟湖)ができる
サンゴは海水温が上がりすぎるなど環境の変化が起こると体内の褐虫藻がいなくなり白くなってしまう、これを( )という
2.以下の表の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。


1.以下の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。ただし同じ数字には同じ語句が入る。
V字谷が沈降したり海面が上昇したりして海水が侵入してくると複雑な入江が連続する(リアス)海岸になる
海面低下、隆起が原因でできるのが(海岸)平野
海面低下、土地の隆起が繰り返されると波で削られた段丘崖と平坦な段丘面の階段状の地形ができるそれが(海岸段丘)
(リアス)海岸のような海面上昇、沈降が要因の海岸を(沈水海岸)、一方で(海岸)平野や(海岸段丘)のような海面低下、隆起が要因の海岸を(離水海岸)という
海岸には岩が浸食されてできた(岩石海岸)と土砂が堆積してできた(砂浜海岸)がある
波や沿岸流によって帯状に砂が堆積したのを(砂州)という
(砂州)が発達して湾が塞がれると(ラグーン)(潟湖)ができる
サンゴは海水温が上がりすぎるなど環境の変化が起こると体内の褐虫藻がいなくなり白くなってしまう、これを(白化現象)という
2.以下の表の空欄( )に当てはまる語句を答えよ。


























































