



へー。

今回はそんな南アメリカ州についてわかりやすく講義したるわ。

お願いしマッシュ。
1.南アメリカ州の自然環境

南アメリカ州の地形でまず覚えておきたいのが3つある。
- アンデス山脈
- アマゾン川
- パンパ
や。


ほう。
アンデス山脈

アンデス山脈は大陸西部、太平洋側にそびえる6000m級の山脈や。


アマゾン川

……。
2つ目のアマゾン川は、大西洋側の赤道付近に河口を持つ流域面積世界1位(長さ世界2位)の大河や。
流域には大規模なセルバと呼ばれる熱帯雨林が広がっておる。



……。
よくテストで「赤道はどこでしょう?」って問題が出がちやけどアマゾン川河口の上を通っとるのを一つ目安にするとええわ。


なーるへどー。
パンパ

3つ目のパンパは、大陸南部のラプラタ川流域に広がる大草原地帯や。



……。
パンパでは、牛や羊の放牧が盛んや。

南アメリカ州の気候

南アメリカ州は熱帯気候から(亜)寒帯気候まで幅広く分布しとる。


おお〜。
上はほとんど熱帯だ

南の先っちょのほうに行くと氷河も見られるんやで〜。
入試レベル

以下は入試レベルなら覚えておきたい地名や。


はわわわ〜…。
2.南アメリカ州の農業

もともと南アメリカの農業は、他の地域と同様に焼畑農業が主流やった。


近年は企業的な農業で例えばブラジルは、大豆、コーヒー豆の生産量は世界トップクラスや。

うんうん、ブラジルってコーヒーのイメージあるなー。

あと、もう一つブラジルが世界トップの生産量を誇る農作物がある。
それはさとうきびや。


ん?さとうきび?
たしか砂糖の原料だよね…?
ブラジルの人って甘党なのー?

ちゃうちゃう!!
食用もあるかもしれんがさとうきびを大量につくっとる要因はバイオ燃料(バイオエタノール)の原料としてや。

ば、バイオ燃料??

植物から作られる燃料でバイオ燃料がガソリンの代わりになるんや。


なっ、なんですと!!

あと、さっき出てきたパンパは主にアルゼンチンが該当するんやけど、アルゼンチン、ブラジルは牛肉の輸出量がトップクラスや。


おお、ブラジルすごっ。
まあでもアルゼンチンは国の面積の割に検討してるなー。
3.南アメリカ州の工業

南アメリカ州は鉱産資源が豊富で有名なのはブラジルの鉄鉱石、チリの銅、ベネズエラの石油なんかやな。
ブラジルのカラジャス鉱山は世界最大の鉄鉱石産地や。


へー。
日本は鉱産資源が乏しいからうらやましーなー。

その他、希少金属(レアメタル)も産出する。
鉱産資源が豊富なんはええけど、発展途上国ではそれだけに頼ってまう「モノカルチャー経済」になりがちやから、注意せなあかんわな。


ん?
モノカルチャー経済ってなんだっけ?
(聞いたことがあるような気はする……)

はぁー…。
2-7アフリカ州のところでちょろっと説明したけど、モノカルチャー経済とは国の経済が特定の農作物や鉱産資源に頼りきってることで、その作物が不作になったり鉱物の取引価格が変わったりすると経済は超打撃を受けるってやつや。


そ…そうだった…。
4.南アメリカ州の課題
多文化社会

もともと南アメリカにはアンデス山脈のインカ帝国に代表される先住民が住んどったが、16世紀になるとスペインやポルトガルなどから移民がやってきて植民地化した。

あ、インカ帝国ってマチュピチュ遺跡で有名なやつだよね。

せやな。
で、今でも南アメリカの多くの国でスペイン語、ポルトガル語が話されておる。


へー、ほとんどの地域がこの2言語なんだ。

また、アフリカからも奴隷として連れてこられ、南アメリカはいろんな文化が混じり合う多文化社会を形成しとる。
その象徴であるヨーロッパ系と先住民との混血を特にメスチソというんや。


こんな感じで南アメリカは移民などでどんどん人口が増加し、その人々が都市に集中し劣悪な環境のスラムがぎょうさんできてもうてるんや。
持続可能な開発

アマゾン川流域は熱帯雨林が広がっておるちゅったが、その熱帯林が近年急速に喪失しとる。
もちろん人間のせいでや!!


し、森林破壊……

企業的な農業や放牧などの農地獲得のため、大規模に森林が開拓されていった。
森林破壊の原因の9割が農業関連やといわれちょる。


さっきちょっと出てきたバイオ燃料の作物はエコやけど、それを作るために森林破壊進んどる現状がある皮肉な話やでー。

ひえええ〜。

せやから、どうやったら持続可能な開発ができるか、それが世界的な課題となっとる。


「持続可能」か……
難しい問題だね…。

せやな。
すぐ答えの出る問題やない。
みんなでじっくり考えやなあかん。
今回の講義はここまでや。
最後に今回のまとめと理解度チェックテストや。

ありがとうごじゃいましたー。
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おおっ!?



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月払いやっても2178円や。

おお!?
月2000円くらいなのか!?
それなら僕のお小遣いでも……
でもなー…。


おおー。
お父さんお母さんに聞いてみよっかな。


5.今回のまとめ
- アンデス山脈は大陸西部、太平洋側にそびえる6000m級の山脈
- アマゾン川は、大西洋側の赤道付近に河口を持つ流域面積世界1位(長さ世界2位)の大河
- アマゾン川流域には大規模な熱帯雨林(セルバ)が広がっている
- パンパは、大陸南部のラプラタ川流域に広がる大草原地帯
- パンパでは、牛や羊の放牧が盛ん
- ブラジルではバイオ燃料(バイオエタノール)の原料として、さとうきびが大規模に作られている
- 南アメリカ州は鉱産資源が豊富で有名なのはブラジルの鉄鉱石、チリの銅、ベネズエラの石油
- ブラジルのカラジャス鉱山は世界最大の鉄鉱石産地
- 南アメリカ州は希少金属(レアメタル)もたくさん産出する
- 南アメリカ州の発展途上国ではモノカルチャー経済になりがち
- もともと南アメリカにはアンデス山脈のインカ帝国に代表される先住民が住んでいたが、16世紀になるとスペインやポルトガルなどから移民がやってきて植民地化した
- 南アメリカはいろんな文化が混じり合う多文化社会を形成している
- ヨーロッパ系と先住民との混血を特にメスチソという
- 南アメリカは移民などでどんどん人口が増加し、その人々が都市に集中し劣悪な環境のスラムがたくさんできている
- アマゾン川流域の熱帯雨林が近年急速に喪失している
- どうやったら持続可能な開発ができるかが世界的な課題となっている

まとめを踏まえて、理解度チェックテストに挑戦や。
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まあ、そりゃ東大生に直接教えてもらえるから、べらぼーには安くはない。
せやけどやな……


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無料体験授業でいろいろ聞いてみるとええわ。



ラストに理解度チェックテストで実力完成や!!
6.理解度チェックテスト
【1】下の図はアフリカの地形である。空欄( )に当てはまる地名を答えよ。

【2】下の図の①〜④のうち赤道はどれ?

【3】空欄( )を埋めよ。
ブラジルでは( )燃料の原料として、さとうきびが大規模に作られている
南アメリカ州は鉱産資源が豊富で有名なのはブラジルの鉄鉱石、チリの( )、ベネズエラの( )
ブラジルの( )鉱山は世界最大の鉄鉱石産地
もともと南アメリカにはアンデス山脈の( )帝国に代表される先住民が住んでいた
南アメリカはいろんな文化が混じり合う( )社会を形成している
ヨーロッパ系と先住民との混血を特に( )という
南アメリカは移民などでどんどん人口が増加し、その人々が都市に集中し劣悪な環境の( )がたくさんできている
どうやったら( )な開発ができるかが世界的な課題となっている
【4】下の図は南アメリカ大陸で主に話されている言語の分布図である。何語と何語か。


【1】下の図はアフリカの地形である。空欄( )に当てはまる地名を答えよ。

【2】下の図の①〜④のうち赤道はどれ?

【3】空欄( )を埋めよ。
ブラジルでは(バイオ)燃料の原料として、さとうきびが大規模に作られている
南アメリカ州は鉱産資源が豊富で有名なのはブラジルの鉄鉱石、チリの(銅)、ベネズエラの(石油)
ブラジルの(カラジャス)鉱山は世界最大の鉄鉱石産地
もともと南アメリカにはアンデス山脈の(インカ)帝国に代表される先住民が住んでいた
南アメリカはいろんな文化が混じり合う(多文化)社会を形成している
ヨーロッパ系と先住民との混血を特に(メスチソ)という
南アメリカは移民などでどんどん人口が増加し、その人々が都市に集中し劣悪な環境の(スラム)がたくさんできている
どうやったら(持続可能)な開発ができるかが世界的な課題となっている
【4】下の図は南アメリカ大陸で主に話されている言語の分布図である。何語と何語か。
